2021-06-15 第204回国会 衆議院 本会議 第34号
もっとも、政府は、接種の法的根拠について、歯科医師によるワクチン接種が形式的に医師法違反に該当する、つまり、構成要件に該当することを否定できずに、条文の直接の根拠なしに実質的違法性阻却を認めるという、一種の超法規的措置の位置づけをしています。
もっとも、政府は、接種の法的根拠について、歯科医師によるワクチン接種が形式的に医師法違反に該当する、つまり、構成要件に該当することを否定できずに、条文の直接の根拠なしに実質的違法性阻却を認めるという、一種の超法規的措置の位置づけをしています。
○政府参考人(石井淳子君) 経管栄養でございますが、これは医行為でございまして、従前から、介護職員が行う場合は、やむを得ず必要な措置、実質的違法性阻却という形で行われていたわけでございますが、やはり介護職員が事故を起こした場合の責任の所在など、介護職員にとりましても法的に不安定なものであるとの指摘があったわけでございます。
しかし、現状は介護職員等が実質的違法性阻却論により行っている、つまり、この方たちがいなければ回っていかない状況であろうと思います。このような状況を踏まえまして、今回の改正により、介護福祉士及び一定の研修を受けた介護職員等が一定の条件のもとにたんの吸引等の行為を実施できるとしたことは評価できると思います。
実質的違法性の観点から全然違うのはわかるんです。だけれども、この法律は区別していないんですよ。形式犯的な違法性を帯びている話と、実質的にまさに凶暴凶悪でこれは許されないという重度の違法性を持っている犯罪とを全く区別していないから、こういうわけのわからない話になるんですよ。区別していないでしょう。どこか区別していますか。
そういった観点から、この場合には傷害の程度が低いということで実質的違法性の程度が低くなっているということが言えます。 それから、違法性の次元で、行為態様ということがまた重要な意味を持ちます。これは判例通説の立場でございますが、行為態様というのも重要視すべきだ、こういうことになっております。
大阪高裁は、このケースに関しまして、罰則を科するだけの実質的違法性がないということで無罪の判決を言い渡しました。特別永住者以外の在日外国人にとって、刑事罰がある限り、外国人登録証を携帯していなければ逮捕されるという危険性は、この改正案が通っても存するのであります。
と申しますのは、私たちの案で脳死状態と判定され、他の要件がすべて充足された場合に生者であるにもかかわらず臓器摘出ができる、そのような臓器摘出行為を個々的に、個別的に社会的相当性あるいは実質的違法性がないというふうに個々的に考えるのではなくして、この法律の七条において違法性を阻却するということを規定しているわけです。
そういう可罰的違法性も何もないのに、ただその行為は禁止してあるのに守らぬから処罰するんだ、こういうことにはならないと思うのですが、行政犯についての、刑事犯ももちろんそうでありますが、実質的違法性という問題は必要不可欠だというように思うのですが、いかがでしょう。
そこで、しばしば議論されたように、同一人性を証し得る他の資料を持っている場合にでも、なおかつ同一人性確認の必要性がそれで足りている場合でも、提示義務あるいは常時携帯義務ということを罰則で強制しなきゃならぬかという問題になりますと、これは局長も審議官も御存じのように、大阪高裁で不携帯無罪判決、実質的違法性がないと。
○亀田得治君 話がいつの間にか、尾崎市会議員のほうから、起訴されたほうの実質的違法性の問題に移っておりますが、そうじゃなしに、この尾崎議員の行動そのものをもっと究明してみるべきじゃないか、問題の起こりはそこなんですからね。それが非常に不当だ、違法だということになれば、そのことは、駒井オルグなり、そういう人たちの判断に大きく響くわけでしょう。
背景と基盤の上に立ちまして、私、地方の地検ではございますけれども、徳島地検につきましても、かなり有力な検事正、次席ないしは検事を配置いたしておりますけれども、それらの人々がこのような事件を処理するにあたりまして、通り一ぺんの構成要件の該当性だけをもって足れりとして公訴を提起した、こういうふうにはとても私は信じられないのでございまして、あくまで一般論でございまするけれども、御指摘がありましたような実質的違法性